私はタマホームで建てた注文住宅に住んでいます。「ザタマホーム」というプランの家にしたのですが、長期優良住宅の性能を持った住宅だということは事前にわかっていたのですが、電気代が実際にいくらかかっているかなというのが分かったので紹介したいと思います。
電気代に関連するキーワード
住宅性能
我が家は「ザタマホーム」というプランで建築して、長期優良住宅の認定を取得した注文住宅になります。夏の冷房がどれだけ聞くかという点では以下のようなものがポイントになります。
- 換気で取りこまれる外気
- 窓サッシから伝わってくる
- 隙間から入ってくる外気
- 冷房機器(エアコン)の性能
- 壁から伝わってくる熱
熱交換換気システムが導入された断熱等級5以上の住宅になっているので、換気で取り込まれる外気温は少し冷やされてから取り込まれますし、窓サッシから伝わってくる熱というのはアパート時代と比べるととても減ったなと感じています。
24時間換気システムは住宅には必須になっていますが、2時間で室内の空気を外気と入れ替えてしまうことになります。もし熱交換換気を入れていなければ、エアコンを止めるとすぐに室内の温度が上がってしまうことになります。窓サッシについては、標準で樹脂サッシのペアガラスになります。樹脂サッシはほとんど熱を感じないですし、窓ガラスも少しあったかいなくらいの感覚です。
コンセントの気密カバーや、配管部分の気密などもしっかりとしてくれていたので本当に暖房効率は良くなったなと感じています。エアコンに性能についてもネットの情報などを参考に、リビング用には14畳用のものを導入しましたが真夏になっても余裕をもって冷房をかけられています。
太陽光発電
我が家はこれからの時代を考えて太陽光発電を少しですが載せています。理想は5kwhの太陽光パネルを載せたかったのですが、屋根の形状の制限により残念ながらそれ夜少し少なくなってしまいました。
発電効率については少し調べたのですが、南西向きで4寸勾配になっているので85%程度になると予想していました。実際に昼過ぎの発電量を確認するとその通りで85%担っていたのでそれは想定通りでした。我が家は共働きで朝には家を空けてしまうので、夕方に発電量が多くなる南西向きで結果的に良かったなと思っています。
実際に太陽光発電について使ってみて、太陽が出ている時間帯の電気代をあまり気にしなくていいというメリットが非常に大きいと感じました。太陽光発電は余った電気は売電することができますが、電力会社から購入する電気代の半額でしか売れないので自家消費したほうが価値が高くなります。
- 電力会社から購入する電気単価:30~35円/1kwh
- 太陽光発電の売電単価 :16円/1kwh
無駄に電気を消費すれはそれはロスですけどね(笑)
家電製品
電気を消費する主なものとしては以下のようなものを使っています。土日は一日中エアコンを利用していますが、太陽光発電中は自家消費でまかなえているので、晴れの時間帯は電気代はほとんど気にしなくていい感じです。
- リビングエアコン(リビングに人がいる時は常にオン)
- エコキュート(毎日12時頃に焚き上げ設定)
- 寝室エアコン(就寝時は常にオン)、書斎エアコン(在宅勤務中は常にオン)
- ドラム式洗濯機(毎日夜に1回以上使用)
- 食洗器(夜に1日1回使用)
それ以外には照明による電気消費などがメインなのかなと思っています。家電による電気利用をしている割合としては、比較的多いほうなのではないかなと思っています。これより少ない家だとすると、蓄電池により夜間の消費も抑えていたり、寛太君などにより洗濯乾燥をガスに利用しているおうちなどがあるのかなと思います。
2024年6月と7月の光熱費
一応共有しておくとガス代が月あたり1000円位かかっています。キッチンはガスにしましたのでそれのみの利用になります。お家によってはガス給湯器を使っていたりする人はガス代がかなりかかる人もいるのかもしれませんね。
2024年6月の電気代
2024年6月の電気使用量は200kWhで、金額は約8,000円でした。気温が上がってきたのでリビングエアコンや寝室エアコンを利用し始めましたが、そこまで気温が高いわけではないので、リビングエアコンの出力はかなり弱めという感じです。
2024年7月の電気代
2024年7月になると、気温がかなり上がり、梅雨で日中は発電できない日もありましたので、その場合は日中の電気使用量が増えています。その結果の電気使用量は300kWhに増え、費用は11,000円となりました。
賃貸時代と比べて
これでも賃貸時代と比べると金額としては安くなっています。再エネ賦課金や発電コストの上昇による電気代が上がっており、賃貸時代は夏の暑い時期には約1.5万円まで電気代が上がっていました。
電気の消費するものについては、室内の広さも2倍くらいに広がっているのでエアコンで冷やさなければならない空間も広がっています。家電については、エコキュートによる発電が増えたり、食洗器による電気消費なども増えています。
電気消費を削減するものとしては、断熱等級が上がっているので窓サッシから入ってくる熱量が減っていたり、あとは太陽光発電による日中の電気自己消費などがあると思います。
電気代の節約
エコキュートは日中炊き上げ
エコキュートの発電時間を昼間の炊き上げにしたことで、電気代のダウンにつながっています。キッチンはガスを使用しているため、その分も電気代の節約に貢献しています。ガスと電気の併用により、エネルギーコストを最適化できています。
平日は共働きで家を空けることが多いのですが、家にいることもたまりありますし、土日は家にいる時間が長いのでエアコンは制限せずに使用しています。
完全在宅ではないのでエアコンは常時ONにしない
エアコンの24時間運用は、在宅勤務でなければメリットは低いと思います。家にいる時間でも、居住空間が分かれている場合は、全館空調をし続ける必要はないでしょう。実際に電気代がかかるのは、エアコンが一番で、次にドラム式洗濯機、そして照明や乾燥機が続きます。エアコンの効率的な運用方法として、必要な時だけ使用することや、設定温度を適切に調整することが重要です。
夜間の電気消費量
家全体の電気消費量も確認してみました。夕方のピーク時は、料理をしたりエアコンによる
- 夕方のピーク時:1.4kwh
- 夜間:0.5~0.9kwh
- 就寝中:0.2kwh
夕方のピーク時には大量に電気を使っているのでピークになっています。照明をつけたりエアコンをつけますし、料理家電の利用やそこから熱が出ているのも電気消費量が増える理由かなと思います。夜になると屋外の気温も下がってくるので消費量が少しずつ下がっていくイメージです。
リビングエアコンは14畳用で十分
リビングに設置したエアコンは14畳用の200Vの三菱の霧ヶ峰で、十分な風量とパワーがあります。キッチンで火を使った場合には少し温度が上がることもありますが、仕方ないでしょう。エアコンの性能を最大限に引き出すためには、定期的なメンテナンスが必要です。フィルターの掃除や冷媒の補充を行うことで、効率的な運用が可能になります。
蓄電池の導入はメリットがなかった
蓄電池の導入は、元を取るのが難しいため見送りました。導入費用が数百万円かかるので、必要ないと判断しました。蓄電池のメリットとしては、停電時のバックアップ電源として利用できる点や、電力の自家消費を最大化できる点がありますが、初期投資が大きいため、慎重な検討が必要です。
家電の設定について
リビングエアコンは14畳用で大丈夫なのか心配な人も多いのかなと思ったのでその点についても記載していきたいと思います。
2024年6月のリビングエアコンの設定温度は「26度」
6月のリビングエアコンの設定温度は26度で十分に冷えていましたが、7月に入ると最高気温が35度近くなり、火を使うタイミングではエアコンの温度を24度程度に下げたり、パワフル送風機能を使ったりしています。リビング用エアコンとしては、風量が高い200Vのエアコンにしておいた方がかいてきせいはあがるのではないかとおもいます。
エコキュートの電気使用量
エコキュートの電気使用量は、1回の炊き上げに約0.5kWhが数回続き、だいたい1から1.5kWh程度です。1kWhを30円とすると、1回の炊き上げが40円程度で、毎日炊き上げをしても月に1,200円程度です。エコキュートの効率的な運用方法として、昼間の太陽光発電を利用することが挙げられます。
色々な思いついた点を書いてみました。これから注文住宅を建てる人の参考になればうれしいです。
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