タマホームは2024年6月から値上げ!?

注文住宅全般
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タマホームが値上げするというような噂が出てきています。注文住宅業界ではどのハウスメーカーも値上げしているのが現状だと思いますが、タマホームもコロナ前後で比較するだけでも1割前後の値上げがされていると言われています。

ハウスメーカーが値上げをしたくて値上げをしているわけではもちろんありません。ハウスメーカーはすべての製品を自社で製造するのは難しいため、それぞれの製品について強みをもつメーカーから仕入れています。その仕入れ元メーカーも値上げを要求してくるため仕方なく値上げしているというのが理由だと思います。人件費や材料費が上がっているためしかたないとは思うのですが、注文住宅を建てたい人にとっては厳しですよね・・・

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タマホーム(ローコストハウスメーカー)の現状

注文住宅を建てられない人は、建売住宅や分譲住宅へ

マイホームの価格がどんどん上がってきていますし、建物だけでなく土地の値段もどんどん上がっています。それに対して給料が上がっているわけではないため、もともとローコストハウスメーカーで建てることができていた価格帯ではそもそも注文住宅を建てるのが難しくなってきています。その価格帯ににいた人たちは、より安くマイホームを取得できる方法である建売住宅や分譲住宅を購入するという流れにスライドしてきているらしいです。

タマホームのこれからはどうなっていくのか

タマホームとしてはやはり強みを生かしていくしかないと考えています。私がどうこう言えることではありませんが、各種水回りや外装について複数のメーカーから選ぶことができるのにもかかわらず、比較的安い金額で建築することができるというのがタマホームの強みではありますが、商品が分散してしまうとタマストラクチャーによる大量発注の効果が下がってしまいます。

現在と同じ選択肢を残すのであれば、価格を上昇させたり、オプション金額などを増額していくしかありませんが、プランとしては選択肢を絞ったものをより強調していくというのは仕方ないのではないかなと思っています。そうすることによって大量発注の強みを伸ばしていくというのは確実にあると思います。

2023年度の業績があまりよくなかったようなので、タマホームとしては利益率が低い製品を選択肢から外していき、利益率が高い商品をより重点的に販売していくというような方針が強くなるのではないでしょうか。タマホームとしてはより高性能な家にシフトしていくというような話も出てきていますが、タマホームがいきなり一条工務店のようなメーカーになれるわけではないので少しずつ何かを変えていきたいんだと思います。

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値上げ予想について

2024年1月に価格について書いた関連記事もよければ見てみてください↓

価格の上昇

今の住宅市場では、価格がどれだけ上がるかはまだはっきりしていませんが、今後も1割くらい値上げされるかもしれないと予想しています。特に、最近の経済状況や建築資材の価格が上がっていることを考えると、これからもどんどん値段が上がっていくことが予測されます。仕事を頑張ったり節約したり、これから自分のマイホームを買いたいなと思っている人にとっては、とても心配な要素だと思います。

タマホームにはいくつかのプランがありますが、それぞれのプランが一つ上のプランの価格に上がってしまうのではないかと心配しています。例えば、今のタマホームのプランの価格が、将来的には大安心の家の価格に上がってしまったりする日も近いのではないでしょうか。もっとお金を貯めてから買おうと考える人も多いと思いますが、タイミングを間違ってしまうと注文住宅すら建てるのが難しくなってしまう可能性もあると思います。

2024年5月まで(現状の想定)

Noプラン坪あたり30坪だと35坪だと
1木麗な家45万円1350万円1575万円
2ザ・タマホーム50~55万円1500~1650万円1750~1925万円
3大安心の家60万円1800万円2100万円

2025年6月以降(予想)

Noプラン坪あたり30坪だと35坪だと
1木麗な家50万円
(+5万円)
1500万円
(+150万円)
1750万円
(+175万円)
2ザ・タマホーム55~60万円
(+5万円)
1650~1800万円
(+150万円)
1925~2100万円
(+175万円)
3大安心の家65万円
(+5万円)
1950万円
(+150万円)
2275万円
(+175万円)

注文住宅はすべて標準仕様であればいいですが、そうとは限らないと思います。それがオプション費用になります。自分のこだわりたい設備とかに対しては、さらにお金を払ってより良いものにしたいと皆さんが思うのはもっともだと思います。現在は資材の高騰や人件費の高騰などもあり、そのようなオプション設備の費用もどんどん上昇してしまっている現実があります。金額が上がってしまうと、今まで得られたはずのオプションを削って我慢しなければならなくなってしまうかもしれません。

また、住宅ローンの金利も無視できません。これからは金利が上がってくる可能性もあると思いますし、そうなってくると金額上昇に加えて月々の返済額もどんどん増えていって、最終的な支払総額が大幅に増えてしまう可能性もあります。いつ買うのが最適かというのは誰にもわかりませんが、現時点では注文住宅を買いたいと思っている方は、まずは早めに見積りを取っていくらで自分の建てたい家が現在建てられるのか、という点をしっかり見定めてみるのがいいのではないでしょうか?

ザ・タマホームが建てられた金額なのに、同じ金額を出しても木麗な家しか建てられなくなってしまうことになりますし、坪数が広ければさらに金額差も大きくなってしまいます。現在は家に求められる性能が、国の基準なども含めてどんどん上がってきています。木麗な家の性能では、将来的な国の基準は満たせられない時代が来てしまうと言われていますので、最低でもザ・タマホームレベルの家は建てておきたいところです。

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標準仕様がオプションになってしまう

ただ単にすべてのプランの価格を上げるだけでは追いつかない可能性もあります。その場合は一部の標準仕様がオプション扱いになってしまう可能性があります。一条工務店でもハニカムシェードがオプションになってしまったり、ペアガラスの充填剤の変更により窓の性能ダウンやドアが重くなったりするというような改悪がありましたがタマホームでも同じことがあるのではないかと予想しています。

せっかく注文住宅を建てるなら自分のこだわりの部分にはオプションを追加したり、より快適に過ごせる設備というのを入れたいと思います。え、おすすめの。オプションについて簡単に紹介したいと思います。

オプションおすすめポイント金額
床暖房冬でも快適に過ごせる暖房システム。床からじんわりと暖かさが伝わり、エアコンのように空気を乾燥させることなく部屋全体を均一に暖めることが可能です。リビングだと約15万円
太陽光発電システム電気代を節約することができるので月々の維持費の削減につながります。初期費用はかかりますが、地域によっては補助金などで導入コストを抑えることができます。災害時の非常用電源としても役立ちます。1kwhで約20万円
5Kwhで約100万円
シューズクローク玄関をすっきりと保つ収納スペース。靴やコート、傘などを収納でき、来客時にも好印象を与えます。アウトドア用品やベビーカーなどの収納にも活用でき、家族のライフスタイルに合わせてカスタマイズ可能です。土間タイルや壁の追加などで約5万円
ウォークインクローゼット大容量の収納スペース。衣類やアクセサリーを整理整頓でき、季節ごとの衣替えもスムーズに行えます。扉やパイプ、枕棚の追加などで約5万円
パントリーキッチンの収納力をアップ。食品や調理器具を整理整頓でき、キッチンがすっきりと片付きます。稼働棚などで約5万円
深型食洗機家事の負担を軽減。食器洗いの時間を短縮して家事を楽にすることができます。食器をシンクや水切りに置かなくていいのでキッチンがすっきり。深型食洗器へのアップグレードで約10万円
トリプルサッシ断熱性と防音性を高める窓。一番いつもお手入れが多い窓を性能アップする。寒い地域などでは断熱性能アップで電気代の節約になります。標準の窓数のアップグレードで約30万円

やっぱり注文住宅を建てるなら、どんなオプションを付けようかと考えるのは非常に楽しいですよね。より上のプランほど標準仕様が充実しているのですが、タマホームが厳しくなってきた場合には、その中の標準仕様が一部オプションになってしまったりっていう可能性が充分にあると思います。

どのオプションが有料化してしまう可能性があるかといった。長期優良住宅などに関連する項目というのはオプション化してしまうのは難しいのではないかなと考えています。断熱性能に関連する設備(窓ガラスやサッシ、壁や床や天井といった断熱材)だったり、一次エネルギー消費量に関連する設備(冷暖房、換気、給湯、照明など)についてはオプション化はあまりしていかないのではないかなと考えています。

  • 窓ガラスやサッシの性能ダウン
  • 断熱材の性能ダウン
  • 24時間換気システム

そこにあまりかかわらない設備というのは、標準仕様だったものがオプション化されてしまう可能性はあるのではないかなと考えています。

  • 標準照明が減ってしまう
  • 洗面台のサイズダウン
  • カップボード
  • システムキッチンや食洗器のダウングレード
  • 外壁材のダウングレード
  • 屋根材のダウングレード
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まとめ

ハウスメーカーを決めるためには少し時間が必要です。実際にハウスメーカーに問い合わせてプランを考えてもらったり、参考となる土地を探して実際の間取りを作ってもらうことで概算の見積もりができるからです。注文住宅を建てるのが厳しいかなと悩んでいる人ほど、今後の注文住宅の価格が上がってしまう前に早く仮契約しておくべきだと私は思います。

仮契約についてもしっかり確認できていればほとんどリスクもないので、良ければこちらの記事を読んでみてください↓

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